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最近は普化(虚無僧)尺八に興味があります
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 午前中は庭仕事。薔薇の消毒をする積りだったのだが、風も吹いているし、そろそろ薔薇も終りになったので剪定などしている内に昼になってしまった。
 午後から稽古に行く。例に依って「調子」から吹くが、1箇所注意された。唯一、暗譜で吹けるのは調子のみで、いつもは譜面を見ながら吹くのだが、今日は目を閉じて吹いてみた。注意されたのは「甲ツレーェ」の「ェ」で、息を押すと同時に一孔を打つのだが、私のは「ェー」になっているという。確かに言われてみればその通りで、一打ちと同時に息を止めて余韻を出すのが正解らしい。先生の書かれた「調子」の譜面は初伝と奥伝の2種類がある。私はいつも奥伝の譜面を出しているのだが、「奥伝ですから、ここは違います」と師匠に言われた。帰宅して改めて奥伝の譜面を見たが、違うのはその1箇所だけではないのに気付いた。いやはや、「調子」一曲だけでも道は遥に遠い。
 その後に「恋慕流」を吹いたのだが、「努力の後は伺えます。良い所と悪い所と混在しています。取り敢えず息を継ぐ所で、間を取って吹いてみて下さい」と言われた。その吹き方の方が、却って息が苦しくなるそうで、今の私には理解出来ない。修練の日々が続くのではあった。
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 正式には「スプリント」と言うのだろうか、寝る時に装着する器具を付けて2週間ほど経った。完全ではないが、9割方痛みは無くなった。
 尺八を吹いている時には、口と顎を緩めるように努力しているが、顎がまだ緩んでいない気がする。吹き終わって口を閉める時に、何となく違和感があるのが、その証拠だろう。
 本日稽古日。例に依って「調子」から吹く。いつもと違って鳴りが良い。吹き終わって師匠の批評は「口を閉めすぎていて、外曲的な響きがします。もう少し口を緩めて明暗的な味を出さないと駄目です。」成る程、と納得が行った次第。自分でも吹いていて、違和感は感じていた。あの鳴り方に違和感を覚えるとは、少しは明暗尺八に近づいているのかも知れない。続いて「門開」。出来栄えは兎も角、鳴りは明暗的に戻ったようで一安心。但し細かい注意点をいくつも指摘された。一々ご尤もです。
 更新してもしなくても、来訪者が毎日10人位いらっしゃるようで、何だかプレッシャーを感じていたりして…、閑話休題。
 タイトルの「ハロー」は「こんにちは」ではなくて、二四五のハから甲音のロの事です(オヤジギャグかもw)。古典本曲に頻出する基本ですが、以前から疑問に感じていました。同じ地無し管でも、所謂「丸抜き」で、手孔の内側を削って、ある程度調律した尺八では何の問題も感じませんでしたが、師匠好みの節を残して「息返り」のある尺八で吹くと、何とも違和感がありました。つまり「甲ロ」の律(音程)が高いのです。「二四五のハ」は当然メリますが、「甲ロ」をメらないで戻して吹くと、一律とまでは言いませんが、高く感じていました。この疑問は、ちょっと前に入手した戸谷泥古氏の本で氷解しました。同門の先輩が吹いても、皆さん「甲ロ」が高いですが、唯一、師範代の先輩だけが正確です。
 師匠は、尺八の事を「楽器」ではなく「法器」だと常々仰っています。という事は、海童道祖の系統かも知れません。とは言え、遺された海童道祖の音を聞いて、音程的に違和感を感じたことはありません。敢えて言えば、音律に関しては、西洋音楽の影響を受けておられたのでは? とも思える程です。
 話が脱線しましたが、諸先輩の吹かれる「ハロー」に関して、師匠が律に関して何も仰らないのは、各人の技量に応じて、順次、駄目出しをされるお積りだと感じました。要は「息間(イキマ)」なのでしょう。小手先の技法ではなく、如何に息を吸って如何に出すか、この基本があって初めてその先がある、という事だと思います。常々、師匠は「音が出る出ないは問題ではない」というのが、その証左でしょう。
 顎の痛みは相変わらずだが、毎日とは行かないが成るべく吹くように心掛けている。やっと70点位に回復して来た。成るべく顎に力が入らない様にしているが、まだまだ多少力んでいるようだ。
 話は変わるが、乙音はカリ気味に、甲音はメリ気味に、というのが多少分かってきた。二四五のハから甲ロへ行く基本のハロが何か変に感じていたのだが、それが解消されつつある。


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