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最近は普化(虚無僧)尺八に興味があります
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 「調子」「鉢返し」に続き「三谷」を2回ほど。しかし今日は鳴りが悪い。昨日も台風の最中、1時間ほど休みながらも吹いたが、調子が良かったのに…。湿度のせいにしたいが、昨日だって湿度は高かったし、まぁ、未熟さのせいだろう。
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 昨日、先輩に甲ハウについて尋ねた所、貴重な助言を頂いた。甲ウは減り気味に吹くと出し易いというので、早速、実践してみた所、何と、出るではないか。「三谷」では、甲ハウゥウ乙ハーハィ(便宜上の表記)が出せないと全くお話にならない。地無し管では、それぞれ個性というかクセがあるので、小生の場合、乙ウは1・3孔は指を翳すが、甲ウでは開けて、ややメル事になる。
 さて、問題は「三谷」(対山派)の出だしの一音、乙ツである。カリとなっているが、カルというよりも「ハル」(張る)のだそうだ。これが全く出せない。自分ではハッて居る積りでも、全く駄目だそうだ。まぁ、階段を一段づつ上っていくしかない。
 自作の2尺1寸管は8節あり、4節と5節の間に第1孔、5節と6節の間に第2孔と第3孔、6節の上に第4孔と裏孔という按配。4節目が「グル節」に当たると思うが、自分では削りすぎたと思っている。5節目にも難点があるのかも知れない。
 先日、製管ではセミプロ級の先輩が作った9寸管を1日お借りして吹いて見た。甲のイが出ない。おかしいと思って色々と試して、第2孔を開けると鳴るのに気付いた。自作管ではどちらでも音が出るのだ。翌日、師匠にお聞きしたら、甲イは第2孔を開けるそうだ。甲ヒ(都山流のタ)は二四五開きで吹いていたら、四は閉じるそうで、成る程その方が律が合う。
 そんな訳で、甲ハウだが、甲ハを二開けで出してからウに移ると、やや出るようになってきた。
 本手調子、一二三調べ、鉢返、九州鈴慕、瀧落、志図と進んだ。ややまともに吹けるのは「本手調子」位のものだが、これはこれで非常に奥が深く、この吹き方で、その人の技量が推し量れる。昔は、この1曲だけで一生を終わった人も居るやに聞いている位、難しい曲だ。
 で、前回の稽古の後、「じゃあ次はこれをやりましょう」という事で「三谷」の譜面を渡された。いつかはやりたい、と思っていた曲なので嬉しい反面、もうやらされるのか、という恐怖もある。先輩が吹いているのを何回も聞いているので、大体の曲想は掴んでいるつもりで、譜面を見つつ、何回も練習している。が、如何んせん、甲ハウのウがどうしても出せない。最近になって漸く、甲チウだと出せるようになってきたので、ここは何としても甲ハウを出せるように頑張りたい。地盛り管なら訳も無いのだが、地無し管では「甲ハウは難しいんです」と師匠も仰っていた。
 念願叶って、明暗尺八の修行を始める事にした。実は、3月から習ってはいたのだが、なまじ都山流をやっていたせいで暫くは客分扱いだった。基本的に吹込みそのものが違うので、慣れるのに4ヶ月掛かった。とは言え、未だ充分ではない。
 吹き竹は当然、地無し管。自分なりに吹き易い地無し管を持参したのだが、それは却下され、自作させられた。これが鳴らないのなんの…。でも、先輩が吹くと鳴る…。つまりは吹き込みの違いと悟り、悪戦苦闘の日々。何とか鳴り出したが、未だ甲のウが出ない。先輩は易々と出せるというのに。


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