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最近は普化(虚無僧)尺八に興味があります
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 ヤフオクに虎月が出た(ひろさん、いつも情報を有難う御座います)。果たして本物か…という事になりますが、私には判別出来ません。焼印の下地が微妙に薄い色になっているのが、削った跡なのかどうか…。欠損している唄口を嵌めたら、扇型になるんでしょうか。何となく、半月型の都山流のような気がしないでもありません。焼印を細工する位なら、唄口も細工した方が、高額入札を期待できる気もします。全体写真がちょっと不鮮明なのに、焼印の写真だけ鮮明なのが、ちょっと引っ掛かりますが。
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 上記タイトル、大正七年九月二十日発行(手持ちは大正十四年三月十日三版)では、たった一行「現時都山流と称する一派は実に比の宗悦の系統より起りたるものなるが如し(247頁)」とあるのみ。著者の栗原氏は、文献には滅法強いが、都山流が興って二十有余年を経ての、この記述は、余りにも現状を知らなさ過ぎると言わざるを得ない。氏は尺八を嗜んだ事が無いとも仄聞している。学者に有り勝ちな典型的な例と言えよう。

 都山流々祖、中尾都山と明暗流との関係について考察するに先立ち、まずは小生の竹歴について多少明らかにしておく必要性があるだろうと思う。
 私は都山流を8年ほど修行し、准師範になった所で、経済上の理由から習うのを中断している。現在、都山流は3派に分裂しているが、徽章からもお分かりのように、私は(社)日本尺八連盟の准師範である。准師範といっても師匠の推挙による無試験であった。理由は、師匠が流祖直門だから。直門といっても、師匠の父親が直門なので、その辺りはちょっと微妙になる。
 師匠は良く「都山流は、元々明暗流の流れを汲んでいる」と仰っていた。但し、それ以上の詳しい事はご存知無いのでは、と勝手に思っている。
 (社)日本尺八連盟では、毎年、天皇誕生日(今は「緑の日」)に日比谷公会堂で演奏会を行っている。そこで他の演奏会のパンフレット等も頂き、興味があったので、いくつか出掛けて聴いてみた。今思えば、急逝された山口五郎師(人間国宝)の実に端正な生演奏を聞けたのは幸いだったと思う。青木鈴慕師の演奏も端正だった。そうそう、忘れてはいけない、会長の島原帆山師(人間国宝)の演奏も数回拝聴出来たが、90有余歳にして尺八を演奏できるのには感嘆した。
 私は、尺八は四十の手習いだが、学生時代から別の音楽の趣味があり、それが年年歳歳、時代を遡って古いものに興味と関心が移り、結果として、幅広く聴くという事になった。尺八に関しても同じで、都山流は明治年間に始まった訳だが、それよりも古いとなると、琴古流と明暗流しかない。かくして私の興味は、都山流の元となったという明暗流に関心が湧いたのである。

 本当でしょうか? 本物にしても、1万円は高いような気が…。


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