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最近は普化(虚無僧)尺八に興味があります
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Teichiku 5204

 竹保流は関西以西の限られた地方が地盤なので、古い音源を関東で手に入れるのは難しいのですが、何と東北在住の方から譲って頂きました。尺八で三曲をおやりになる方にはお馴染みの曲ですね。確か初伝曲だったかと記憶しています。
 実際に聞いてみて、改めて「都山流」との共通点を感じました。多分、原点は「宗悦流」だと思います。第4面での後唄、中尾都山もビクターへ吹き込んでいますが、かなりの共通点を感じます。大変、興味深いです。
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 聊か古い話題で恐縮だが、11月23日、法身寺で行われた献奏大会を見学してきた。9月の段階では先輩が「皆(と言っても3人だが)で出ましょう」と仰っていたので、当方もその気になっていたのだが、「来年からにしましょう」と予定変更になり意気消沈。それは兎も角、朝の10時半から午後5時まで延々と続くので、拝聴しているだけでも相当疲れる。何しろ50組も出るのだから。出演者だけでほぼ満席だが、純粋に聞きにいらしている方達も結構いらっしゃる。尺八人口が増えてくれれば嬉しいが、そうは上手くは行かないだろう。一番驚かされたのは、志村哲氏の3尺4寸管。海童道祖じゃないんだから何もそこまでしなくても、と思ったが、ある意味プロともなると、そういうチャレンジも必須なんだろうか…。
笛吹童子

 「笛吹童子」の作曲者が福田蘭童だというのは知っていたが、尺八奏者として録音に参加していたのは知らなかった。ラジオ・ドラマとして放送されたのは1953年の1年間らしいので、勿論、この世に生を受けてはいたが、私がリアル・タイムで聞いていたのかは疑わしい。しかし、メロディーはしっかり覚えているし、歌詞も大体知っている。これってどういう事なんだろうか。放送終了後も、折に触れて主題歌が放送されていたのだろうか。数年後に放送された「赤胴鈴之助」は、真剣にラジオに聞き入っていたのを覚えている。
 人様に教える身分ではないのだが…。昨日が稽古日で、やっと少しまともな音が出せるようになって安心した。しかし、如何せん指が動かない…というより、孔を塞げない。本人は塞いでいる積りらしいが、横から見ていると隙間だらけだ。思い起こせば小生も、習い始めは塞いでいる積りでも隙間があって音が出なかったり出たりだったっけ。力を入れて塞いで、肩に力が入ったものだ。隙間も少なければ、微かに正確な音も混じって出る。それが出せていたので、ハチレツロ、ロツレチハと、音が出ようが出まいが練習するように言っておいた。
 練習の合間に「何か聞かせてくれ」と仰るので、「九州鈴慕」を地盛り管で吹く。自己採点は20点なんだが、それでも素人さんは「凄い」と仰って下さる(笑)。今までも毎回、違う明暗曲を吹いていたのだが、初めて「何で首を動かしているのですか?」と聞かれて吾が意を得たり、「首の上げ下げで半音ないし全音を下げたり上げたりするんですよ」と申し上げ、改めて実践に及ぶ。そこに初めて気付いただけでも、徐々にではあるけれども進歩の兆しがあると思いたい。
 先月から「秋田菅掻」に取り組んでいるのだが、今日、師匠から「この曲は好きですか?」と聞かれて返答に窮した。と言うのも、別に好き嫌いを言える段階ではないと思っている訳で、それぞれの曲には独特の「手」があるなぁ、と感じている段階だ。この曲で言えば、「ホーロイ」と「ホーロロホロローロ」が個人的には新しい「手」なので、新鮮味がある。しかし、どうしても譜面を見ながらの吹奏になるので、平板な一本調子になって仕舞う。ピアノで言えば、バイエルの段階だと思う。しかし師匠は、その先を求めて来る。私はどうしても、個々の音を出そうとするのだが、師匠は、たとえ音が出なくとも息間が正確なら音は後から付いて来ると仰る。「吹く」のではなく「息を出す」のだそうで、頭では分かっていても、そう易々と実践出来るものではない。
 「ホーロイ」のホは二五開けのメリ、「ホーロロ」のホは一五開けのカリ(気味)なんで、頭が混乱する。譜面無しで相対で習っていた昔は、1曲修得するのに一体どれ位要していたのだろうか…。今はかなり正確な譜面があるので、甚だ便利だが、一方で譜面に翻弄されているのも事実で、痛し痒しと言うべきか。否、譜面を整備された先生には感謝すべきだろう。私には明暗対山派30余曲全部をやる時間は、多分残されてはいない。


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