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最近は普化(虚無僧)尺八に興味があります
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 別に「恋慕流」を上がった訳でも何でもなく、「煮詰まった」と師匠が判断されたのか、次回から「門開(もんびらき)」になった。おっと、改めて譜面を見てみたら、「恋慕流」は中伝で、「門開」は初伝であった。中伝曲は時期尚早という事か?
 そう言えば、少し前に師匠を通じて京都明暗寺へ「掛席願(せきがけねがい)」を出したばかりで、その返事が無いので、未だ正式に入門を許可された訳ではない。それ故、「平曲」をやろうが「奥伝曲」をやろうが構わないのかも知れぬ。とは言え、稽古の始めに必ず「調子」を吹くのだが、奥伝での吹き方を要求される。
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 古いSPレコードは保管状態に依って、反りが生じているケースが多い。反りを直すには、専用の機械も売られているが、かなり高額だ。ズボン・プレッサーでも直せるらしいが持っていない。そこで古典的な方法を採っている。ガラス板に挟んで太陽光線で熱して直すのだ。多分、60-70度位だと思う。余り熱過ぎると溝まで変形する惧れがある。
 蓄音器では問題無いにしても、軽針圧では影響の出そうなSP盤が結構溜まってきたので、先日、陽射しが良いのを幸い、一気に直しに掛かった。迂闊にも1枚落としてしまい、真っ二つどころか四つに割れてしまった。非売品で入手が困難なだけに、泣くに泣けない。
 先月になってしまったが、某自治体主催の「仮装リレー・マラソン大会」(正式名称不明)があり、師匠の依頼により、弟子の内4人が虚無僧姿で参加した。我々弟子は免許を得ていないので、虚無僧姿になっても「仮装」で済むが、師匠はそうは行かない…と後になって分かった。先頭の師範代と小生は尺八を吹奏しながら歩いてトラックを1周、後の2人が走るという按配。生憎の強風だったので、式次第は体育館での挙行。役員の中に尺八好きが居たと見えて、体育館の舞台上で尺八を吹かされたが、良い経験になった。
 自分は尺八のアマチュアなので良くは分からないが、尺八のプロとはどういう存在なのか、とチラッと頭をよぎる事がある。演奏専門、教授専門、その両立。
 某ブログで、某プロのCDに関しての言及があり、それに対するレスポンスが色々とあって面白かった。件の某プロのCDは、私も1枚持っていて、1回は聞いたと思うが、繰り返しは聞いていない。別のプロの、確か洞窟で録音したとか言うCDも持っていて、同じく1回は聞いたが、繰り返しは聞いてはいない。理由は単純で、繰り返し聞いても、今の自分には参考にならないと思うから。
 伝承は確かに大事だと思うが、プロである以上、単なる伝承を受け継いだだけでは駄目だと思う。伝承を超越した己を出してこそ、のプロだと思うのだ。それが駄目だと言うのなら、樋口對山、三世荒木古童、海童道祖、等々は伝承の破壊者になってしまう。
 樋口對山は残念ながら録音を残していないが、その直門は録音を残している。三世荒木古童、海童道祖は共に録音がある。二世荒木古童(後の竹翁)の直門の録音も残されている。それらを聞き較べるのが一番…と我がHPを宣伝w
 最後に一言、少なくとも古典本曲を吹くのなら、現代の調律管で吹くのだけは止めて欲しい。それこそ古典の破壊だと思う。調律管と地無し管の一番大きな違いは「音味」だと思うが、律で言えば「チ」が決定的に違う。穴を開ける際の十割法にしろ九半割法にしろ、チが高いのに違いは無い。だからこそ、チを吹く時には三孔を翳すかメッて津を正す事になる。それを踏まえた上で出来たのが本曲の数々なのだ。調律管で三孔全開でチを吹かれてもねぇ…
 今日から「恋慕流」に入る。「手」として新しいのは「ヒロヒロハラハラ」「ツレーエレエレ」だが、手法自体は難しくは無い。
 昨日、楽譜を頂き、予習稽古復習と何回か吹いたが、まだピンと来ない。単純に譜面をなぞって音は出せるが、ただそれだけ。全く曲になっていない。とは言え、譜面無しで相対で稽古していた昔は、1曲仕上げるのに何ヶ月も、時には数年も掛かっていただろう事は想像に難くない。それを思えば、整備された譜面の有り難さが分かろうというものだ。


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