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最近は普化(虚無僧)尺八に興味があります
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 宮川如山の「阿字観」、ビクター盤は当HPにも収録しました。コロムビアへも吹き込んだのは知っていましたが、今回、図らずも入手しました。SP盤は予期せぬ事態で破損するケースがあるので、予備にと思って発注したのですが、届いてびっくり、コロムビア盤でした。
 すぐにでも録音したいのですが、如何せんプレーヤーが故障中で動きません。と言いつつ、故障して1年が経過しようとしています。何とか直さないといけませんね。
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 色々なご意見を有難う御座います。
 中村明一氏は小生の師匠の弟弟子という事になるでしょう。弟というよりは、年代的には子供と言った方が正確かも知れません。個人的には、私は氏の「密息」に関する本を読んで感銘を受けました。「密息」とは海童道が仰った呼吸法のようです。
 ここからは兄弟子の受け売りになります。
1.「密息」で吹けば、あのCDのような吹き方にはならない。
2.氏は「倍音」を言い出してからおかしくなった。

1.に関しては、小生、「密息」を会得していないので、分かりません。
2.の倍音に関しては、地無し管を普通に吹けば、幾らでも出ます。地盛り管だと減ります。この言い方は正確ではありませんね。地無し管は、色々な音が出ます。そして、其々の倍音も出ます。それが竹の音なんですよね。一方の地盛り管は調律が正確であればある程、一種、金属音になり、その倍音しか出ません。「倍音」に拘るばかりに、逆に変な吹き方になった、というのが兄弟子の意見です。
 小生の個人的な意見は、「虚無僧尺八」云々を標榜するな、そんな吹き方をする虚無僧なんて居ない…多分。明暗流対山派でそんな吹き方をする人は居ない、多分。なんですが、京都明暗寺では、地盛り管で吹く人にも免許を出しているそうで、何ともトホホな状況です。
 (続き)1曲目が「打波」となっている。偶々、小生は今「打波」を習得中なのだが、別曲にしか聞こえない。解説では樋口対山が整えた曲みたいに書いてあるが、対山のは「うちなみ」と読むそうで、解説では「だは」とある。「だは」は道曲なんだそうだ。
 古典尺八を志す方にとって、「道曲」というのは自明だと思うのだが、或いは分からない方もいらっしゃるのかと思い、老婆心ながら補足させて頂くと、本名・田中賢道、後の一朝普門、道童道(わたづみどう)、道童道祖が吹かれて名付けられた曲の事。空前絶後の天才と言うべき方で、弟子も多かったようだが、皆伝者は居なかったようだ。唯一?横山勝也師が九段を得て、その系統が多いように思われる。
 この中村氏も横山師門下だと思うが、器用貧乏としか言い様が無い。同じ音の連続、都山流では複譜というのだが、それ以外でも、例えば「ハチレ」を連続で吹く場合、中村氏は必要以上に連続して吹かれるので、甚だ品格に欠ける。2曲目「古伝巣籠」は古伝が聴いて呆れる脱線ぶり。「中村明一新解釈」という断り書きを入れて頂かないと…まぁ、入れても納得出来ませんが。
 3曲目「心月」…これだけがまともに聞けました、ハイ。何故に聴きなれたこの曲を、ぐちゃぐちゃに壊さないで吹かれたのか、疑問に思えた程でした。
 4曲目「鹿の遠音」…関東の琴古流では連管で吹くとは聞いていましたが、明暗流対山派でも連管で吹くんですか、まだそこまで進んでいませんので知りませんでした。でも、「ツレー」の吹き方は琴古流丸出しで、暗流対山派とは全く異なるのですが…。
虚空

 一応は常識を弁えた人間の一人だと自負しているので、普通は個人名を出して非難なんぞはしないのだが、相手がプロフェッショナルなら個人名を出しても良いだろう。
 知り合い(というか、尺八の同門の先輩)からCDをお借りした。中村明一「虚空」という。一聴して「これはひどい」と思った。古典尺八本曲の破壊者としか思えない。別に全否定はしないし、こういう尺八家が居ても一向に構わないと思う。飽く迄も現代音楽として、ならば。「虚無僧尺八の世界」という副題は頂けない。とんだ誤解を招く。道曲を循環呼吸で吹かれても、それはそれで良いだろう。「明暗流対山派」と書かれた曲を、あんな風に滅茶苦茶に吹かれては、同じ派に属する一人としては許す訳には行かない。
 一人でも多く尺八を志す若者が増えてくれるのを望むが、邪道は許せない。虚仮威し(こけおどし)は大概にして頂きたい。
高橋空山

 昭和初期の高橋空山師のSP盤を入手した。惜しむらくは2cmほどヒビが入っているし、1箇所リピートする。デジタル化に際して何とか聞き苦しい点は直した。「奥州鈴慕」と「鶴の巣籠」それぞれ3分に満たない録音なので、まぁ、エッセンスという事でしょう。「奥州鈴慕」は神保政之助から小路豊太郎の系統だとは思うが確信は無い。「鶴の巣籠」では玉音・タバネを使っている。対山には無い手だ。依って識者の意見を乞う。


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