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最近は普化(虚無僧)尺八に興味があります
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 更新してもしなくても、来訪者が毎日10人位いらっしゃるようで、何だかプレッシャーを感じていたりして…、閑話休題。
 タイトルの「ハロー」は「こんにちは」ではなくて、二四五のハから甲音のロの事です(オヤジギャグかもw)。古典本曲に頻出する基本ですが、以前から疑問に感じていました。同じ地無し管でも、所謂「丸抜き」で、手孔の内側を削って、ある程度調律した尺八では何の問題も感じませんでしたが、師匠好みの節を残して「息返り」のある尺八で吹くと、何とも違和感がありました。つまり「甲ロ」の律(音程)が高いのです。「二四五のハ」は当然メリますが、「甲ロ」をメらないで戻して吹くと、一律とまでは言いませんが、高く感じていました。この疑問は、ちょっと前に入手した戸谷泥古氏の本で氷解しました。同門の先輩が吹いても、皆さん「甲ロ」が高いですが、唯一、師範代の先輩だけが正確です。
 師匠は、尺八の事を「楽器」ではなく「法器」だと常々仰っています。という事は、海童道祖の系統かも知れません。とは言え、遺された海童道祖の音を聞いて、音程的に違和感を感じたことはありません。敢えて言えば、音律に関しては、西洋音楽の影響を受けておられたのでは? とも思える程です。
 話が脱線しましたが、諸先輩の吹かれる「ハロー」に関して、師匠が律に関して何も仰らないのは、各人の技量に応じて、順次、駄目出しをされるお積りだと感じました。要は「息間(イキマ)」なのでしょう。小手先の技法ではなく、如何に息を吸って如何に出すか、この基本があって初めてその先がある、という事だと思います。常々、師匠は「音が出る出ないは問題ではない」というのが、その証左でしょう。
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