色々なご意見を有難う御座います。
中村明一氏は小生の師匠の弟弟子という事になるでしょう。弟というよりは、年代的には子供と言った方が正確かも知れません。個人的には、私は氏の「密息」に関する本を読んで感銘を受けました。「密息」とは海童道が仰った呼吸法のようです。
ここからは兄弟子の受け売りになります。
1.「密息」で吹けば、あのCDのような吹き方にはならない。
2.氏は「倍音」を言い出してからおかしくなった。
1.に関しては、小生、「密息」を会得していないので、分かりません。
2.の倍音に関しては、地無し管を普通に吹けば、幾らでも出ます。地盛り管だと減ります。この言い方は正確ではありませんね。地無し管は、色々な音が出ます。そして、其々の倍音も出ます。それが竹の音なんですよね。一方の地盛り管は調律が正確であればある程、一種、金属音になり、その倍音しか出ません。「倍音」に拘るばかりに、逆に変な吹き方になった、というのが兄弟子の意見です。
小生の個人的な意見は、「虚無僧尺八」云々を標榜するな、そんな吹き方をする虚無僧なんて居ない…多分。明暗流対山派でそんな吹き方をする人は居ない、多分。なんですが、京都明暗寺では、地盛り管で吹く人にも免許を出しているそうで、何ともトホホな状況です。
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