別に「恋慕流」を上がった訳でも何でもなく、「煮詰まった」と師匠が判断されたのか、次回から「門開(もんびらき)」になった。おっと、改めて譜面を見てみたら、「恋慕流」は中伝で、「門開」は初伝であった。中伝曲は時期尚早という事か?
そう言えば、少し前に師匠を通じて京都明暗寺へ「掛席願(せきがけねがい)」を出したばかりで、その返事が無いので、未だ正式に入門を許可された訳ではない。それ故、「平曲」をやろうが「奥伝曲」をやろうが構わないのかも知れぬ。とは言え、稽古の始めに必ず「調子」を吹くのだが、奥伝での吹き方を要求される。
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