最近は普化(虚無僧)尺八に興味があります
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ブログの更新はサボっていますが、尺八の修行は続けています。ふと気付くと、三虚鈴に入っています。まぁ、どの曲も2・3回さらっとやって次の曲へ行っていますので進行は早いです。全くやっていないのは「深夜」ですね。これには師匠の意向があるようですが、説明してくれません。当然、また戻って1曲毎にさらって行くでしょう。ある1曲に2年ほど費やしている先輩がいらっしゃるので、師匠は個々の弟子を見ながら遣り方を変えていらっしゃるのでしょう。
甲ウはお陰様で出るようになりました。但し、先日、三孔を開けてメって吹いていたら「音が出過ぎるので出来れば三孔を翳して吹いて下さい」と指摘されてしまいました。音程ではなく、音の質の問題のようです。 ハに関しても、以前、音程の関係で二孔を開けて吹いている、と書きましたが、最近は二孔は閉じて、普通に三・四孔開けで吹いています。単に、息の吹き込みの問題でした。 先日の稽古で、いつものように「調子」から吹きましたが、ある一音だけ「明暗の音がして大変結構です」と珍しく褒められました。思い返すと、多少、息を捨て気味に吹いた音でした。捨て過ぎると、とてもじゃないがすぐに息が上がってしまいますが、何かヒントがあるような気がします。 PR
甲ハウのウが出ないと嘆いていたが、やっと出せるようになって来た。何の事は無い、鳴らそうとして強く吹き過ぎていたのだ。といって弱く吹く訳ではない。押して吹くのだ。まだまだ不完全だが、一歩ずつ進むのを自覚出来るのは嬉しい物だ。
「奥州流」は聞いていて、全く面白くない曲で、何でこんな曲が含まれているのか疑問に思っていたが、兄弟子が「樋口対山が整えた曲は、ピアノで言えばバイエルのようなもの」というのが実際に吹いてみて良く分かった。つまりこれは奥州風の「手」の練習曲なんだろう。
「筑紫鈴慕」これは「九州鈴慕」と同じ様なフレーズを持った曲で、同じ様な曲を2曲採り上げた意図が読み取れない。
色々なご意見を有難う御座います。
中村明一氏は小生の師匠の弟弟子という事になるでしょう。弟というよりは、年代的には子供と言った方が正確かも知れません。個人的には、私は氏の「密息」に関する本を読んで感銘を受けました。「密息」とは海童道が仰った呼吸法のようです。 ここからは兄弟子の受け売りになります。 1.「密息」で吹けば、あのCDのような吹き方にはならない。 2.氏は「倍音」を言い出してからおかしくなった。 1.に関しては、小生、「密息」を会得していないので、分かりません。 2.の倍音に関しては、地無し管を普通に吹けば、幾らでも出ます。地盛り管だと減ります。この言い方は正確ではありませんね。地無し管は、色々な音が出ます。そして、其々の倍音も出ます。それが竹の音なんですよね。一方の地盛り管は調律が正確であればある程、一種、金属音になり、その倍音しか出ません。「倍音」に拘るばかりに、逆に変な吹き方になった、というのが兄弟子の意見です。 小生の個人的な意見は、「虚無僧尺八」云々を標榜するな、そんな吹き方をする虚無僧なんて居ない…多分。明暗流対山派でそんな吹き方をする人は居ない、多分。なんですが、京都明暗寺では、地盛り管で吹く人にも免許を出しているそうで、何ともトホホな状況です。
(続き)1曲目が「打波」となっている。偶々、小生は今「打波」を習得中なのだが、別曲にしか聞こえない。解説では樋口対山が整えた曲みたいに書いてあるが、対山のは「うちなみ」と読むそうで、解説では「だは」とある。「だは」は道曲なんだそうだ。
古典尺八を志す方にとって、「道曲」というのは自明だと思うのだが、或いは分からない方もいらっしゃるのかと思い、老婆心ながら補足させて頂くと、本名・田中賢道、後の一朝普門、道童道(わたづみどう)、道童道祖が吹かれて名付けられた曲の事。空前絶後の天才と言うべき方で、弟子も多かったようだが、皆伝者は居なかったようだ。唯一?横山勝也師が九段を得て、その系統が多いように思われる。 この中村氏も横山師門下だと思うが、器用貧乏としか言い様が無い。同じ音の連続、都山流では複譜というのだが、それ以外でも、例えば「ハチレ」を連続で吹く場合、中村氏は必要以上に連続して吹かれるので、甚だ品格に欠ける。2曲目「古伝巣籠」は古伝が聴いて呆れる脱線ぶり。「中村明一新解釈」という断り書きを入れて頂かないと…まぁ、入れても納得出来ませんが。 3曲目「心月」…これだけがまともに聞けました、ハイ。何故に聴きなれたこの曲を、ぐちゃぐちゃに壊さないで吹かれたのか、疑問に思えた程でした。 4曲目「鹿の遠音」…関東の琴古流では連管で吹くとは聞いていましたが、明暗流対山派でも連管で吹くんですか、まだそこまで進んでいませんので知りませんでした。でも、「ツレー」の吹き方は琴古流丸出しで、暗流対山派とは全く異なるのですが…。 |
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